屋外で勉強をする学生たち

キャンパスが観光地?慶應義塾大学の魅力

慶応義塾大学の歴史

慶応義塾大学は、お札にもなった福沢諭吉が創立者の大学です。初めから大学だったわけではなく、福沢諭吉が開いた蘭学塾(オランダ語塾)が始り。その後、英語を学ぶ場となり、開塾から約10年後の1868年に「慶応義塾」という名前の学校となります。

現在の大学制度に近い学校としてスタートしたのは、1890年でした。大学部が発足し、私立大学としては初めて総合大学となりました。それから現在に至るまで、大学制度の変更があったり、新しい学部やキャンパスができたりなどを経て、2020年には創立162年を迎えます。

そんな慶応義塾大学には歴史的な建築物も多く残っています。
それでは慶応義塾大学の見どころをご紹介しましょう。

慶応義塾大学の見どころ

明治より前、安政の時代から続く慶応義塾大学。つまり、歴史的な魅力がたくさん詰まっているのです。

慶応義塾大学の三田キャンパスは、入れない建物もありますが基本的に見学は自由。東館(東門)には、有名な一説「天は人の上に人をつくらず~」の言葉が刻まれています。蘭学塾としてスタートしたためか、ラテン語で書かれているのがポイントです。

建築物好きなら見ておいて損がないのが、慶応義塾図書館の旧館。明治45年に建てられ、今では重要文化財に指定されています。赤いレンガと花崗岩を使って作られたゴシック建築は一見の価値ありですよ。

図書館旧館と並んで外せないのは、三田演説館です。こちらも、重要文化財に指定されています。中は洋風で、海外ドラマに出てくる教会のようなイメージですが、外観は和風のミステリアスな建物。見学は外からのみになっているそうですが、演説会が催されるときには中で聴講できそうです。

三田キャンパス以外に、他5つのキャンパスがあります。
その中でも日吉キャンパスは三田キャンパスの次に建てられたもので歴史も古く、さらに神奈川という立地を生かし広々とした敷地が広がっています。
日吉駅周辺から慶應義塾大学の日吉キャンパスに向けて様々なお店が立ち並んでいますし、キャンパス内にも大学生以外も利用できる飲食店が多くあります。

また日吉キャンパスには、日吉記念館に並ぶ220mのイチョウ並木があるのです。
100本ほど植えられているイチョウは、日吉キャンパスのシンボルともなり、観光スポットにもなっています。

慶応義塾大学の楽しみ方

見学できるエリアには、いくつものアート作品があります。中でもロサンゼルス生まれの日系2世だった、イサム・ノグチの作品がおすすめです。日米の両国で才能が認められた彫刻家。三田キャンパスには「無」「学生」「若い人」という題名が付けられた作品が展示されています。大学という環境の中で芸術に触れるのも、楽しみ方の1つです。

目で楽しんだら、次は舌で楽しみましょう。慶応義塾大学の三田キャンパスで外せない食堂(学食)は、なんといっても「山食」です。変わらない味を楽しめるカレーが中でも人気なんだとか。その他、ハンバーグ定食やコロッケ定食など、古き良き味が楽しめます。

歴史に触れ、アートに触れ、最後はお腹いっぱいで帰る。大学は通ったことがないと未知の世界。身近な異世界に、休日足を運んでみてはいかがでしょうか。

慶応義塾大学(三田・日吉キャンパス)の最寄駅について

最後に慶應義塾大学の三田キャンパス、日吉キャンパスへの最寄駅について紹介します。

■ 三田キャンパス

慶應義塾大学三田キャンパス
画像 * 慶應義塾大学(三田キャンパス)|学生マンションドットコム

■ 日吉キャンパス

慶應義塾大学日吉キャンパス
画像 * 慶應義塾大学(日吉キャンパス)|学生マンションドットコム

これから慶應義塾大学に通う予定がある学生なら、こうした最寄駅に近い学生マンションに住むと通学する時間が短縮でき、より勉学に励むことができるでしょう。