水槽の魚

【葛西臨海水族園】編

東京都運営の葛西臨海水族館とは

1989年、広大な敷地の中に建設された水族館が、東京都の運営する葛西臨海水族館です。
この公園内には葛西臨海鳥類園もあり、ドーナツのような形をした巨大な水槽をぐるぐると及び回るマグロ、その他47という水槽に650種もの魚類をみる事が出来ます。

葛西臨海水族館は開園以来、ずっと人気が高い水族館で日本各地から大勢の観光客が訪れ、その数は開園初年度年間友情者数が350万人を超えるなど日本記録を大きく更新したのです。
コウモリウオと呼ばれるナーサリーフィッシュの展示に世界で初めて成功したこともご存知の方がいらっしゃると思います。
飼育の為の海水は、八丈島沖から輸送して利用している水族館です。

どんなものを展示しているのか

館内は広大で沢山の魚類がここで暮らしています。
水槽は数多くあり、その中で多くの魚が展示されており、その水槽に入っている魚たちの名称が図で示されており子供たちにとって勉強になるはずです。
ただ多くの水族館にいるイルカやアシカなどの海獣類は展示がなく、太洋の航海者、ペンギンの生態などを紹介する展示が人気となっています。

本館の2階にはアカシュモクザメ、ツマグロなどの群れが展示され、群れをなして泳ぐ姿が印象的です。
1階の太陽の航海者は、ドーナツ型の巨大水槽で2階まで展示がつながっています。
世界の海という展示では、太平洋やインド洋、体制ようにカリブ海など、各海に分けて展示されているので、どの海にどんな魚類がいるのか、よく理解できるのです。

渚の生物の展示では、アカエイやアメフラシなど身近な展示となっており、タッチングプールという場所ではウニ等に直接触れることもでき、子供たちのはしゃぐ声がいつも響いています。
最も人気があるといってもいいペンギンの生態展示では、フンボルトペンギンに王様ペンギン、イワトビペンギン、フェアリーペンギンなどの見た目にも違いがあるペンギンたちがいます。
夏場、厚さに弱いイワトビペンギンとオウサマペンギンは、冷房施設の中にいて公開されていないようです。

世界初の出来事も起きている

2012年には水族館で飼育していたフンボルトペンギンが東京湾に脱出、3月に脱出し5月に無事発見、保護されています。
また2014年にはこの水族館の目玉展示でもあったクロマグロが大量死する出来事が起こり、その後も相次いで個体が死ぬという不思議な出来事に水族館のスタッフは頭を悩ませ、これは大きなニュースとなったのです。
結局、2015年3月、残り1匹となり、原因については特定されていないものの、解剖によってウイルスが発見されている事は事実となっています。

色々な出来事があり、世間を心配させたこともありましたが、現在もこの葛西臨海水族館が人気の水族館であることは間違いなく、多くの観光客が訪れているスポットです。
広大な敷地で海の生物を眺めるのもいいストレス解消になります。