街の風景

【歌舞伎町】編

日本最大級の歓楽街「歌舞伎町」とは

東京都新宿区歌舞伎町、ここは歓楽街として世界的にも有名です。
飲食店に映画館、遊戯施設などがこの周辺に集中し、歌舞伎町一番街、中央通り、さくら通り、西新宿通りなどの通りがあります。
漫画喫茶や居酒屋、バーなどのお店と共に、キャバクラ、ホストクラブなどが多数あり、またラブホテルもこの地に多数存在しているのです。

映画の中にも登場する事が多く、海外の映画にも歌舞伎町のネオン街が出てくることがよくあります。
眠らない街として襲名なこの街はどのように生まれたのかその歴史なども知りたくなるのです。

歌舞伎町はどうやって現在の様になったのか

元々大久保といわれる窪地の湿地帯で、ここには元大村藩主の邸宅があったことで知られています。
1893年になると淀橋浄水場を建設することになり、鴨場の行けなどが残土によって埋め立てられ、1920年になると東京府立第五女学校が開口したのです。
しかしこの当時は静かな山の手の住宅地であり、この住宅地には名の通った軍人が暮らすなどしていたといいます。
その後、発展し東京市淀橋区となったことで一気に市街化が進んだのです。

1945年、東京大空襲で東京は一面焼け野原となります。
その後、第二次世界大戦後、今の歌舞伎用一番街付近で歌舞伎演舞場が建設され、これが中心となって芸能系の施設などが復興事業案として進められていったのです。
歌舞伎の演舞場を中心とした復興計画だったため、この辺りが計画担当者によって歌舞伎町と名付けられることになります。

今の様に歓楽街として発展を見せるようになったのは、1960年代でラブホテル、サウナ、それに当時トルコ風呂といわれた施設などが次々誕生し、現在の様な一大歓楽街となったようです。
東洋一の歓楽街から世界屈指の歓楽街に、歌舞伎町は巨大な歓楽街になり、現在は外国人労働者の新租界ともいわれています。

再開発も進む歌舞伎町で新名所となっているゴジラ

元々新宿コマ劇場があったところに新宿東宝ビルができて、この辺りは歓楽街というよりもおしゃれな雰囲気をもっているエリアです。
この新宿東宝ビルの上を見上げると?あれ?ゴジラがいる・・・そう、このビルの8階にゴジラがにゅっとまるでビルの向こうから出てきたように存在しています。
この8階にはカフェがあり、そこを利用する事でより近いゴジラに遭遇できるそうです。
このビルにいるゴジラは、初代ゴジラの身長設定と同じで、50mの高さとなっています。

海外の方もふと空を見上げ、ビックリされてから写真に収めており、今新宿歌舞伎町の新しい人気スポットとなりつつあるようです。
近くにあるホテルでは、ゴジラルームがありここからこのゴジラの迫力ある顔を見ることができるため、そこも人気となっています。