ミーアキャット

【上野動物園】編

日本で初めて出来た動物園

東京の観光スポットとして定番になっている上野動物園は、日本で最初に誕生した動物園です。
明治15年に開園して以来、時代の流れとともに様々な動物を展示してきました。
昭和の太平洋戦争当時は東京都からの命令により熊、ライオンなどの猛獣が処分されるという非常に悲しい出来事がありました。
特に象3頭が餓死させられた「かわいそうなぞう」というお話はベストセラーになっているほど有名な話です。
戦後には平和を合言葉にした復興を遂げ、荒んだ心の人々を癒やすために奮闘していました。
徐々に入園者数が増えていき、昭和23年には年間入園者数が200万人を突破するほど人気が出てきました。
国全体が復興を遂げる過程と同じように、上野動物園もどんどん発展を遂げて飼育動物の種類や数が増えました。
日本では上野動物園にしかいないという珍しい動物も存在しています。

参考:http://www.tokyo-zoo.net/zoo/ueno/

都心でも自然が豊か

上野動物園は東京都内の中心部にありますが、園内には自然の景観がそのまま残されています。
動物を飼育している場所は実際に生息している場所をイメージして作られており、生き生きと暮らしている様子をご覧いただけます。
パンダ舎ではジャイアントパンダが2頭飼育されています。
絶滅の危機に瀕しているジャイアントパンダを守るため、積極的に繁殖にも取り組んでいます。
2012年には待望の赤ちゃんが誕生していますが、残念ながら一週間も経たないうちに死亡してしまいました。
今後も新しい命の誕生が期待されています。

パンダと同様に絶滅の恐れがあると言われているゴリラやトラが飼育されている場所は、生息している地域の自然環境を再現した場所で展示されています。
狭い檻の中に閉じ込められて展示されているのと違い、悠々と暮らしている様子をご覧いただけます。
ゴリラは繁殖活動にも成功しており、子育て中の様子も確認できます。

以前は悲しい歴史に翻弄されていた象は、平和の象徴として今でも上野動物園で愛される存在です。
象を飼育している場所は緑と土に囲まれた場所で、将来的には繁殖活動も実現できる自然環境に近い理想的な飼育環境を備えています。
運良く象が水浴びしている様子をご覧いただけると、とてもダイナミックな様子が確認できます。

お得な入園料

上野動物園は入園料がとてもお得でどなたでも気軽に利用できるのが大きなメリットです。
通常大人は600円ですが、開園記念日やみどりの日などは無料開園日になっています。
更に、年間パスポートは2400円で提供されており、一年間何度でも来園することができます。
一回の来園では全ての魅力を堪能できないため、スケジュールを調整しながら何度でも訪れてその時によって異なる動物の様子を観察してください。